其中庵

種田山頭火が昭和7年から6年間安住の家として住んだ其中庵。JR新山口駅から車で5分くらいの静かな山すそにある。其中庵の語源は、山頭火が好んだ妙法蓮華経にある言葉「其中一人作是提言」から、「其中一人」を自分に置き換え、その「一人」が住む庵という意味で、「其中庵」となったものとある 。 苦難に遭ったとき、その中の一人が「南無観世音菩薩」と唱えると、皆悩みから解き放たれるという意味とのこと。屋根には正月の雪がまだ残っていて、句記帳に「正月三日、まだ雪が屋根に」と書いておいた。庵は復元されたもので、記念館の写真から庵の前の柿の木が山頭火の生活ぶりを見ていたように思った。(08.01.03)

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