春風楼

天神様に参って境内の西にある春風楼へまわるのが子供のころからの参拝ルートだった。市内を一望するここへあがると、いつも風が吹き抜けていて、いい気分になるのは私だけであろうか。春風楼の歴史は、10代藩主毛利斎熙(なりひろ)が五重塔の建立を思い立ち、文政5年(1822)着工するが、天保年間また幕末多事な政情の変転が妨げとなり、五重塔は未建の幻の塔となった。 明治6年に天満宮が塔の建築を断念し、着工当時に造作した塔の一層部分軒下の組み物をそのまま床下に取り込み楼閣様式に建立したものとのことである。山陽本線からも大屋根がすぐに目に入る。
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